数年前ですが・・・
美智子皇后が IBBY世界大会でのビデオ講演で
「何度となく、思いがけない時に私の記憶によみがえってきた」作品と
スピーチされた、幼少期にご覧になった絵本。
「でんでんむしのかなしみ」 という絵本。
それをテレビで紹介していて、ご存じの方も多いと思いますが
私の心にも響きました。
ストーリーはこんな感じです。↓
ある日 一匹のでんでんむしが、自分の背中の殻の中に たくさんの悲しみがいっぱいつまっていることに気が付いた。
でんでんむしは、友達の元を訪ねて行って、自分がいかに不幸せで、可哀想な存在かと嘆き悲しんで見せたが、
相手の反応は、自分が望んだものではなかった。
「あなたばかりではありません。わたしのせなかにも悲しみはいっぱいです。」
この言葉を聞いて、また 違う友達の所へ次々と訪ねて行ったが、どの友達の答えも同じだった。
でんでんむしは、自分だけが悲しみを背負っているのではないことに気づき、強く生きることを悟った。 新美 南吉 さん作
いろんな方が絵を描いていて何冊も絵本になってます。

度々この絵本のことを思い出しては
がんばらなきゃ、と思います。
絵本の中の でんでんむしの様に、自分だけが
悲しみを背負っているのではない事を理解し
強く、そして優しく 生きていきたいです。
自分に与えられたことに感謝し、自分なりにがんばるしか
ないですよね。
がんばりましょう。

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